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「幸溢れた其方の記憶…是非、此方に語らせてほしい」

プロフィール

原型:★ドラパルト♂ 身長:不明、だいたい188cmくらい 年齢:不明 一人称:此方 二人称:其方 特性:クリアボディ 性格:れいせい 個性:負けず嫌い 愛称:ナナオさま 好き:子どもと戯れること、幸せな記憶 苦手:負の感情に塗れた記憶 趣味:琵琶の手入れ、弾き語り

設定

北神の里の森深くに暮らしている、大妖怪のひとり。ナルコとは古くからの友人であり、かすてら組と出逢ったきっかけも彼の仲介である。そのとき、ナルコの記憶を弾き語ることによりマリの過去をペネロペたちに伝えた。

人の記憶を式神とする力を持ち、それらを用いて物語を弾き語ると、周囲にそのときの風景を投影し聴く人すべてに記憶を追体験させることができる。他のどの地方を探しても、このような能力を使えるのは彼一人のみである。

おとなしい性格をしているが、ポーカーフェイスや堅苦しい口調のせいで怖がられがち。本人はあまり気にしていないが、ナルコや弟子であるミカノは少し心配しているようだ。住民からは畏怖の念を込めて「ナナオさま」と呼ばれている。

ナルコが北神にやってくるより前から生きていたようで、本当の年齢は誰も知らない。また、自身のことについてはほとんど語ってくれず、式神も生み出せないので、生前の姿を含む出自は謎に包まれている。ただ、生前妻と子どもという家族がいたことだけは教えてくれたようだ。

「此方は名無逢葛…皆からはナナオ、と呼ばれている」

「此方の記憶だけは、式神になってくれぬのだ。…これ以上、語ってやることはできん」

関連人物

鳴鼓(なるこ)

友人のひとり。物事を近い目線で見れる、貴重な存在でもある。

「そう心配せずとも良い。此方は其方のような友人がおれば、十分だからな」

三雅野(みかの)

弟子のひとり。ナナオは語り部の才能を見抜いており、とくに目をかけている。

「彼女はじきに、此方をも超える語部となろう」

非時(ときじく)香ノ果(かぐのこのみ)

遠い遠い子孫。非時には自身と同じ力があると気づき、少々気にしている。